A23.
フッ素について
フッ素には直接歯に作用するものと、口腔内に作用するものが
あります。
@直接歯に作用する場合、歯の表面にフルオロアパタイトを生成し、
結晶性を向上させ歯を硬くすることが知られています。
また、再石灰化を促進させます。(フッ素は直接歯のエナメル質に
作用して、フルオロアパタイトという非常に酸に対して抵抗力のある
物質を作り出します。また、C1,C0程度のエナメル質にとどまって
いるむし歯も再石灰化によって修復されることもある。)
A口腔内に作用する場合、適量なフッ素が存在するとミュータンス菌
の活動を抑制して、細菌の持つ酸産生能力を抑えます。
この二つの作用で、フッ素はむし歯予防に非常に有効です。
しかしフッ素を塗ったからといって歯磨きが手抜きでは逆効果です。
むし歯予防の基本はむし歯をつくらない食生活と歯磨きを中心とした
ケアですので、フッ素が万能薬ではありません。